サプリメントの役割とは?


病院で診察していると、その子その子で弱い部分が違うものだなとよく思います。
たとえば、良くお腹をこわしたり、

ちょっとストレスに弱くて膀胱炎を起こしやすかったり、
風邪の症状をだしやすかったり、

症状はあまり出ていないものの関節に問題をかかえていたりと

それぞれにウィークポイントを持っているものです。
そのウィークポイントに対して、

お腹を壊しづらくしたり、膀胱炎や風邪の症状を
おこしづらくしたりといったことを期待して使ってほしいのがサプリメントです。


もちろん、サプリメントの中には治療として用いられるものがありますが、
基本的には薬ではないので即効性や治すという効果よりも、

よく起こしてしまう症状を起こしづらくするといった効果や

将来起こると予想される症状に対する予防と考えてください。
ずっと下痢が治らない、歩き方がおかしいといった場合、

こちらは完全にサプリメントではなく医療の管轄ですので、

そうなっている原因を突き止め治療が必要です。
ぜひそういった場合は病院に診察にきてくださいね。

 

 

治療として使われるサプリメント


とはいうものの、治療として医療的に使われるサプリメントも存在します。
例えば、腎不全の治療のために用いられるリンの吸着剤や、

中毒性のあるものを誤食してしまったときに補助的につかわれる活性炭

(腎不全のときにも使います)といったものは、

予防といった意味合いではなく治療として使われます。


逆にいうと、サプリメントの中には何となく使っても無害なものもあれば、
治療に使うほど効果をひめたものも混在しています。
サプリメントだからと自己判断で使わずに必ず獣医さんに相談してくださいね。
ちなみに、

上記した活性炭などはお薬と一緒に飲んでしまうと薬を吸着してしまうので
本来の効果が出なくなってしまうので要注意です。

 

 

続けられることが大事です


サプリメントはついつい配合量にこだわって選んでしまいがちですが、
本人が無理せず食べてくれる嗜好性と

ずっと続けられる価格であることが一番大事です。
始めたものの、毎日飲ませるのが大変で続かなかったり、

はじめは頑張って続けていたものの
高くてそのうちに出費が気になってやめてしまいましたというのは良く聞く話です。
サプリメントは、治療ではなく予防や身体の安定のために使っていただくものなので、
動物さんと飼い主さんにとって継続しやすいものを是非選んでくださいね。

 

 

 

最後に


病院では、

意外と薬を飲ませたくないのでごはんやサプリメントで何とかしたいという方や

逆に不安なので薬がほしいという方にお会いします。
獣医さんとしては、

薬には薬の、サプリメントにはサプリメントの役割があるので、
どちらかに偏らず、うまくお付き合いしていってもらえたらなと思っています。

 

 

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サプリメントが好きなひと、嫌いなひと

その人の考え方次第で色々なのですが、

獣医学はどちらかというと急性におこったものを切れ味よく治すことにはたけている

のですが、

体質的なものを改善させていったり、時々おこる急性の症状をおこさなくしていくのは

苦手分野です。

そちらに関しては、フードとかサプリメントが強い分野なので

上手に取り入れていければなと思うのですが、

サプリメントに関してはまだまだ修行中です...

どうしても、パッと効果がでないものや個々の体質によって効果がまちまちの

ものは勧めづらいですa-naku01.gif