ペット防災について

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2018年08月02日

 

★なにからはじめよう?ペットのための防災★

 

ペットと避難している人たちのイラスト

 

 

こんにちはhare.gif

本日のブログは堀が担当しますbuta.gif

 

 

さて、大阪地震から一か月半が経ち、

7月上旬には避難勧告レベルの大雨に見舞われました。

 

続く自然災害でみなさんも同居の動物さんたちの備えについて心配なさったのではないでしょうか。

人間の備えについては昼夜テレビのニュースやネットで簡単に知ることができますが、一緒に暮らしている動物さんをどう守るべきかということに関しての情報を得るのは容易ではありませんし、実際に私も知らないことが多いと感じます。

 

色々情報検索しているうちに「ペット防災指導員」という資格にたどり着きました!

実際に講義を受講しペット防災指導員認定を受けましたenpitu02.gifkira01.gif

 

 

image1 (3)

 

 

 

災害がないことが一番の願いですが、もしものときに皆様と動物さんたちが安全に元気でいていただくために伝えたいことがたくさんあります!調べたこと、学んだことが皆様と共有できれば幸いです。

 

最後にコメント付き「動物さん専用防災袋チェックリスト」と一時預かりや迷子の時に役立つクリニック問診票アレンジver.「動物さん情報」を作成しましたので、よろしければご活用くださいkira01.gif

 

 

では早速ですが、ここで皆さんに10の質問をするので一緒に考えてみてほしいですenpitu.gif

 

Q1.大地震が起こったとき、まずやることは?

 

Q2.近くの一時避難所と収容避難所はどこ?ルートは?

 

Q3.人が溺れる波の高さ

 

Q4.災害時、ペットは同行避難するor一時家に待機

 

Q5.室内飼育のペットにはワクチン等の予防は必要ないor必要である

 

Q6.日常的にゲージに入ることに慣れている?最低限のしつけはできていますか?

 

Q7.携帯やスマホにペットの写真が入っている?

 

Q8.ペットのために最低限備蓄しておくとよさそうなもの、実際に備蓄しているものは?

 

Q9.ねこちゃんへ質問です、首輪はつけていますか?

 

Q10.わんちゃんへ質問です、鑑札・済票は今どこにありますか?

 

 

なぜこんな質問をするの~?それ防災関係なくない~?

というような声が聞こえてきそうですが、、大事なんです!!

 

この質問に沿って簡単にペット防災のポイントを一言でまとめると

 

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

 

  1. ①まずは自分の身を守る(自分が健康でないと周りを救うことはできません)

 

  1. ②お住まいの地域の防災マップを把握する

 

  1. ③お住まいの地域にハザードマップを把握する(人は30cmの波に溺れます)

 

  1. ④基本的にはペットは同行避難(環境省によって呼びかけられている)

 

  1. ⑤予防関連(狂犬病ワクチン、混合ワクチン)は済ませる、最悪避難所に受け入れてもらえません

 

  1. ⑥避難所では係留かゲージ生活になることが多い、車中泊は熱中症などリスクがある

 

  1. ⑦携帯の写真は動物とはぐれてしまったときに役に立つ

 

  1. ⑧所在のわかるもの(鑑札、済票、迷子札)がついた首輪をしているorマイクロチップ

 

  1. ⑨支援に時間がかかるものから最低3日分備える

 

 

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

 

それではひとつずつ詳しく見ていきたいと思いますicon_confused.gif

 

 

 

  1. ①第一に自分の身を守る
  2. ペットは自分では身を守れません。助けてくれる人が居てこそ助かることができます。余裕がない状況では身一つとにかく無傷でいることが大事です。
  3. 防災バッグなどを用意して備えることはとても大事なことですが、
  4. まずは、ご自身を守ってペットや周囲を守れる体でいてください。

 

 

 

  1. ②お住まいの地域の防災マップを把握する

    どの地域にもネットで調べればすぐに確認できます。

  2. 福島区はこちら→https://www.city.osaka.lg.jp/fukushima/page/0000162043.html
  3. クリニックは2丁目にあるので、
  4. 一時集合場所:海老江郵便局前、海老江上児童遊園
  5. 災害時避難所:市立海老江東小学校 ということになります

 

 

 

  1. ③お住まいの地域のハザードマップを把握する
  2. こちらも同様に調べてみてください
  3. 福島区はこちら→https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000300816.html
  4. クリニックの場合は
  5. 南海トラフ大地震発生時(津波):1.0~2.0m
  6. 淀川氾濫時:3.0~5.0m
    1. ちなみに、津波の到達時間は地震が発生する場所にもよりますが約30分~1時間とされているそうです。
    2. いずれの場合も30cmを越えており、福島区一帯は危険な地域となりますので
  7. 水深の浅くなる地域の方へ向かって避難するか、
  8. 「津波避難ビル」(避難施設として協定を結んでいる施設)に逃げます。→防災マップ参照

 

 

 

  1. ④基本的にはペットと同行避難してください
  2. 環境省の提示する「災害時におけるペットの救護ガイドライン p.55」には以下の記述があります。
  3. *☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*
  4. 避難指示が出された際に都道府県等は、避難誘導を行う市区町村担当部署と連携して、ペットの飼い主に対して、人の安全を確保した上で、ペットを連れて避難するよう呼びかけ等を行う。避難所によりペットの受け入れが不可の場合は、ペット受け入れ可の避難所への避難指示についても可能な限り行う。避難所に避難してきたペット同行避難者に対し、避難所管理者等は、ペットの飼育場所、飼育ルール等について指導を行う。
  5. *☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*

 ただし、爬虫類や飼育に許可がいる動物さんは避難所での受け入れが困難な場合もあるため、必ず一時的な預け先を検討しておいてください。

 また、多くの人が共に暮らしている犬猫などの小動物さんは基本的には同行避難ですが、ペットの避難所生活が心配な方も受け入れ先を探しておくとよいでしょう。

 

 

 

  1. ⑤予防関連(狂犬病、混合ワクチン)は済ませる
  2. 避難所は見ず知らずの人や動物たちが一度に多く集まります。そんなとき、お互いに安心して過ごすことのできる手段のひとつであるのです。
  3. ペットサロン、ペットホテルでも予防接種の証明書の提示が求められるように、公共の施設でのマナーとなります。普段はおうちに居て、他の子と接触がない場合でもこのような予防接種がなぜ重要なのか。たとえば、今日本は狂犬病清浄国とされていますが、狂犬病は人にも感染し、犬も人も100%死をもたらす恐ろしい病気ですkaminari.gifある日狂犬病ウイルスを持ったコウモリや野生動物が日本へ侵入しているという報道があったとしましょう。そのような日が来るときには気軽にお散歩できますか?気軽にサロンへ行けますか?そして何より、疑いもなく抱きしめられますか?
  4. そして、混合ワクチンに含まれている病気に関しては、人の病気ではありませんが動物が感染した際にほかの動物に飛沫感染経口感染をする種類のものがあるため同じ環境下で急速に感染拡大する可能性があります。さらに、それらの病気に感染してしまうと症状が重篤になり、死に至ることもありますkao12.gif

 

 

  1. ⑥しつけをしましょう
  2. 東日本大震災時、多くの方が同行避難をされたそうです。避難所もその多くを受入れましたが、規制も厳しかったとのこと。ただ、ペットにとってもいつものゲージ、お家が安心できる場所となっていればこのように混乱する状況になってもストレスの少ない避難生活を送ることができるはずです!
  3. 「待て」「おすわり」「ふせ」「ハウス」この4つはマスターしておくとよいです。特に大事なのは「ハウス」ですhouse02.gif
  4. 被害の大きかった岩手県では「避難施設の屋外で飼養し、室内には同行しないこと」との記載がありました。このように、他の地域でも人とペットの居住空間を分ける、ペットは外に係留すること、ゲージにいれておくこと、などのルールがあったようです。やはり動物が苦手な方、動物に対してアレルギーを持っている方もいらっしゃいますし、動物さんがいつもと違う環境に慣れることができず落ち着かず肩身の狭い思いをするかもしれません。家族同然、人間同然のペットであってもなかなか厳しい現実です。

 

 

  1. ⑦携帯の写真は動物とはぐれてしまったときに役に立つ
  2. ⑧所在のわかるもの(鑑札、済票、迷子札)がついた首輪をしているorマイクロチップ

 ある時は、同伴できる状況ではないこともあります。

災害の衝撃でその場から逃げてしまって見つからなかったり、避難中にはぐれてしまうことも少なくないです。

特に首輪をしていない動物さん、首輪をしていても迷子札、鑑札などがない動物さんに関してはその後飼主さんが判明することはほぼなかったようです。

実際に、東日本大震災において被害の多かった10県市では以下のように報告されています。

 

 

装着頭数

装着により飼主が判明した頭数

首輪のみ

614

3 (0.5%)

迷子札あり

4

4 (100%)

鑑札・狂犬病予防接種済票

81

81 (100%)

マイクロチップ

*

*

首輪のみ

39

0 (0%)

迷子札あり

0

-

マイクロチップ

0

-

 

*:マイクロチップ装着していたもののAIPOへ登録されておらず、飼主判明しなかった事例あり

 

参考:環境省ホームページ「https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508c.html

 

このように、首輪だけでなく迷子札、鑑札等の装着の重要性が伺えます。

さらにクリニックの問診票を改造して、動物さんが迷子になってしまった場合や動物さんを人へ預けること、避難するとき、保護する場合に便利な「動物さん情報」をまとめてみたのでご活用くださいkira01.gif

→ https://files.acrobat.com/a/preview/477a1627-0d74-4047-89a9-e303ddd42f43

 

 

  1. ⑨支援に時間がかかるものから最低3日分備える

講義や実際の体験談をもとに「動物さんのための非常袋チェックリスト」を作成しました。災害時に手に入りにくいものや、備えるもののポイントも一言つけ加えてみましたhana-ani01.gif病院にお立ち寄りの際に配布することも可能ですので、是非お声掛けください。

→ https://files.acrobat.com/a/preview/dd4ef4c6-6925-4262-84b0-b52b72e8ee01

 

 

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このように今後、動物さんが安全に安心して避難するためには

私たち動物飼養者が災害時に備えた同行避難への準備(所有者明示、不妊去勢措置、予防関連、日常のしつけ、係留・室内飼養に慣らすこと、必要物資の用意)について詳細に知っておくことが大切です。

 

そのほか気になること、わからなかったことなどなどご意見ご感想お待ちしておりますmushi.gif

 

 

今回私の受けたペット防災指導員認定はどなたでも受講可能です!

まだ広く認知されていないペット防災ですが、まずは身の回りの防災に目を向け、一緒に大事な家族を守りましょう!

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